今回は、無料で利用できるイラストAIを中心に、高機能なイラスト自動生成ツールを紹介します。
- イラストAIを無料でお手軽に試してみたい
- 仕事で使えそうなイラストAIツールを探している
こんな人におすすめです。
また、記事の最後にAI利用時の注意点を書いています。
AIを使い始めたばかりの人は、一読しておくことをおすすめします!
「目次」で気になったAIの名前をクリックすると、スクロールして詳細を読めるよ!
これだけは知っておきたい!有名AIイラストツール
まずは、有名イラストAIを紹介します。
無料のAIを中心に紹介していますが、機能性に優れた「枚数制限つきのAI」や、「有料のAI」も紹介します。
無料のツールはタイトルに書いてあるので、比較してみてください。
【基本無料】Adobe Firefly
Adobe社が提供する「Adobe Firefly」は2023年にリリースが開始されました。
- テキストから画像生成
- 生成塗りつぶし
- テキスト効果
- 生成再配色
- スケッチから画像作成(開発中)
- 3Dから画像生成(開発中)
など、デザイン作成がより楽しくなる機能がリリースされています。
今後も新機能が追加されていくとのこと。
AdobeクリエイティブクラウドのTwitter(エックス)をフォローしておくと、最新情報が受け取りやすくなります。
なお、利用にはAdobeアカウントが必要になります。
(メールアドレス、ユーザーネームで作成可能)
使い方や機能紹介は、以下の記事で解説しています!
【無料】Stable Diffusion
- 世界的に有名なイラストAI
- ブラウザで動作する
- 無料、枚数制限なし
- 英語で入力する必要がある
かなりおすすめのAIツールです。
2023年時点では完全無料で、画像の枚数制限はありません。
利用方法は主に2通りです。
- Stable Diffusionを利用したWebサービスを利用する
(機能制限あり) - 自分のパソコンにStable Diffusionをインストールする
(PCスペックが必要。制限なし)
まずはStable Diffusion 2.1 Demoでどんな機能なのかを試してみることをおすすめします。
本格的にStable Diffusionを使いたい場合は、自分のパソコンに環境を整えて使うことをおすすめします。
【初期無料・クレジット制】DALL-E 2
- 無料でお試し可能
- ブラウザで動作する
- 世界的に有名なイラストAIの1つ
- ChatGPT-3と同じく、OpenAIが開発
- 初月50クレジット付与。その後は毎月15クレジット付与
OpenAIという、世界中から注目されているAI開発団体によるイラストAIです。
2023年現在は、枚数制限アリで無料で利用できます。
利用にはメールアドレスか、Googleアカウントが必要になります。
しかし、開発元のOpenAIは今後収益化も検討しているため、迷っている人は今のうちからお試ししておくことをおすすめします。
OpenAIには、文章を作成してくれるChatGPT-3もあるよ!
こちらも驚きの文章作成AIなので、ぜひ試してみてね!
この記事を参考にしてOpen AIアカウントを作成すれば、
DALL-E2とChatGPT-3の両方が使えるようになってお得だよ!
【無料】Midjourney
- 世界的に有名なイラストAI
- Discordに参加して使用する
- 英語で入力する必要がある
DiscordというSNSを利用して使える、無料AIイラストツールです。
こちらも世界的に有名なイラストAIツールです。
アメリカで行われたコンテストでは、Midjournyが作成した作品が優勝したというニュースがあり、話題になりました。
利用にはDiscordコミュニティー(サーバー)に参加する必要があります。
- 無料で生成できる画像は、1日25件まで
- それ以上の生成には、有料サブスクリプションを利用する必要がある
- 無料版は画像がコミュニティで共有される
無料で利用できるAIイラストツールの中ではクオリティが高い一方、初めて利用するにはDiscordに登録する手順が必要になります。
【無料】Canva Text to Image
- 有名な画像作成ツールCanvaが提供
- 利用にはCanvaへのログインが必要
- 2023年時点では機能が限定的(ベータ版)
Canvaに登録していれば無料で使うことができます。
ただし、ベータ版は指示を出してもイメージ通りの画像が返ってくることがあまりありません。
今後の精度向上が期待されます。
Canva自体は有名なサービスだから、
改良バージョンが出される日も遠くないかもね!
【有料】VANCE AI
- 高機能AIイラストツール
- 従量課金とサブスクどちらにも対応
実務で使えそうなイラストAIツールの1つが「VANCE AI」です。
無料で使える機能はありませんが、低価格で高品質なAI画像ツールを利用できます。
(2023年4月時点で650円~)
アプリで使えるAIツール
スマートフォンやタブレットで利用できるイラストAIも紹介します。
【基本無料】AIピカソ
- Android、iOSで利用可能
- 「お絵描きばりぐっどくん」と開発チームが同じ
- 回数制限あり。広告試聴で続きを描ける
アプリでイラストAIが試せます。
日本語対応しているので、英語が苦手な人でも気軽に試せます。
2022年には、「いらすとや」さんとコラボした作品が有名になりました。
他のイラストレーターさんとのコラボも企画中とのことです。
AIピカソ – AIアバター
AIdeaLab Inc.無料posted withアプリーチ
【無料】お絵描きばりぐっどくん
- LINEで友達登録して利用
- AIピカソと開発チームが同じ
- 1日の回数制限あり
LINEの友達登録で、よりお手軽にイラストAIを試せます。
1日に生成できるイラストに制限がありますが、お試しするAIに迷ったら、「お絵描きばりぐっどくん」から使ってみるのもありです。
AIピカソと開発チームが同じなので、気に入ったらAIピカソのアプリを試してみても良いでしょう。
【基本機能のみ無料】Picsart
- 世界の1.5億人以上で利用されている動画・写真編集アプリ
- 文字入力で画像が生成ができる
- 画像(写真)からアバター作成ができる
Picsartは世界的に有名な画像・動画編集アプリです。
こちらもAIを導入しており、文字入力で画像の生成が可能です。
写真があればアバター作成もできる高機能AIです。
注意点として、「無料トライアル」を試した後は有料プランに移行してしまうことがあります。
アプリ内で課金するシステムになっていますが、「ベーシック版で継続」で無料プランを継続できるようになっています。
Picsart 写真&動画編集
PicsArt, Inc.無料posted withアプリーチ
【その他】注意が必要なイラストAIツール
他にもイラストAIツールは様々なものがあります。
以下は有名なAIイラストツールなので、名前の紹介はしますが、著作権や個人情報保護に問題があるとされています。
使用する際は注意が必要です。
Meitu(スマホアプリ)→個人情報抜き取りのおそれがあると注意喚起されています。
NovelAI Diffusion(ブラウザ)→完全有料。他のイラストサイトから機械学習しているので、著作権に注意。
まとめ:イラストAIを活用して、クリエイティブ活動をより楽しくしよう!
- 無料イラストAIツールで、AIを試してみよう!
- AIは2023年以降も飛躍的に進化する!
AIイラストツールの利用を検討するなら、まず無料で機能が充実しているサービスから利用してみることをおすすめします。
ある程度使い方に慣れたら、機能性重視のAIを検討してみてもいいかもしれませんね。
2023年以降は、AIツールが飛躍的に進化すると言われています。
クリエイター活動をしていくなら、AIツールにも慣れていく必要があるでしょう。
【必読】AI利用の注意点
- 個人情報が含まれた画像をアップロードしない
- 各サービスの利用規約や著作権の取り扱いに注意する
AIを利用する上で必ず頭に入れておかなければならないのは、「個人情報」と「著作権」についてです。
どのAIも改良を重ねるために、開発者による内容のチェックが入ります。
個人情報などの「第三者に見られてはいけない情報」が含まれた画像をアップロードするのは、おすすめできません。
また、「AIが作成した画像」の著作権の取り扱いについては、各サービスで取り扱いが異なります。
この記事で紹介しているAIは、安全性が高いもの・画像利用の規約が比較的ゆるいものが中心です。
ただし、ある日突然、規約変更がされる場合もあるので、AIを利用する前に、必ず利用規約に目を通しておきましょう。