今回は、初めて保育園や学童保育を利用する在宅ワーカーさんに向けて、保育園や学童保育を利用する際に押さえておきたいポイントをまとめました。
- 保育園や学童保育にはじめて子供を預ける人
- 自治体に申請する書類はどんなものが必要なのか知りたい人
- 申請する際に見落としてはいけないポイントを知りたい人
こんな人に向けて、絶対に押さえておきたいポイントをまとめました。
自治体ごとに方針が異なったり、申請者数や年度によっても変更される点があるため、詳細は各自治体にお問い合わせください。
帽子ねこ
- 子育てしながら在宅ワーカー歴3年以上
- 専門分野はWordPressとWebデザイン
- Adobe製品を仕事や趣味で多用
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在宅ワーカーは保育園・学童保育を利用できない?
在宅ワーカーでも制度上は利用可能。
外勤の人に比べると落ちやすい(?)
在宅ワーカーでも保育園・学童保育の利用は制度上可能です。
自治体の方針にもよるので、あきらめる前に申し込みしてみることをおすすめします。
実際、私はリモートワークでも利用できています。
SNSやサイトでも、「利用できた」「利用できなかった」の声が両方あります。
2020年以降の新型コロナウィルス流行などの影響により、近年は「在宅ワーカーにも学童保育の利用を認めるべき」という自治体も増えています。
また、厚生労働省ホームページでも、各自治体が在宅ワーカーへの理解を示す必要があることを明言しています。
Q:在宅勤務をしていますが、幼い子どもがおり、保育所等を利用したいです。在宅勤務の場合には、保育所等を利用できないのでしょうか。
A:
在宅勤務している場合であっても保育所等の利用対象となることについては、内閣府・文部科学省・厚生労働省の連名通知により、各市町村等に対して示しています。
厚生労働省HPより引用
また、居宅内での労働か、居宅外での労働かという点のみをもって優先度に差異を設けることは望ましくなく、個々の保護者の就労状況を十分に把握した上で判断すべきであるということについても、内閣府・厚生労働省の連名事務連絡により各市町村等に対して示しています。
なお、コロナ禍においては厚生労働省の「保育所等における新型コロナウイルスへの対応にかかるQ&A」で、「テレワークで在宅勤務をしている場合は仕事を休んで家にいるものではない」旨を各市区町村等に対して示しています。
ただし、自治体によって方針が異なるため、問い合わせや、実際に申請をしてみないと分からないという点にも注意する必要があります。
- その年の申請者数
- 制度上最優先される児童の数
- 書類提出状況
- 各家庭の状況
- 各自治体の方針
- 各自治体担当者の在宅ワーカーへの理解度 など
特に書類の提出状況については注意が必要です。
もし近日中に引っ越し予定の場合、引っ越し先の自治体のホームページを確認して保育園・学童保育の申請時期を把握しておいた方が良いでしょう。
私の場合、引っ越し期間中に申請時期が重なってしまっていたために、「引っ越し後の片付けをしていたら、申請時期を逃してしまった」という失敗談があります。
保育園・学童保育の申込期間はいつ?
自治体にもよりますが、8月~10月の中の1か月間が、来年4月から利用を希望する人の申請時期になることが多いです。
いずれの場合も、まず住んでいる自治体のホームページを確認しましょう。
今年の募集がまだだったとしても、
前年の募集要項や必要書類が確認できることが多いです。
来年4月から利用したい人の場合
現在子供が幼稚園に通っており、来年から延長保育を利用したい人などは、子供が通っている幼稚園の先生や担当者に問い合わせてみましょう。
来年子供が小学校1年生になるため学童保育を利用したい人は、申請期限の1~2か月前に現在子供が通っている幼稚園や保育園、自治体を通して学童保育の案内が渡される場合が多いです。
(そうでない場合もあります)
できるだけ早く利用したい人(今年から利用したい人)の場合
子供が多い自治体や、保育園・預かり保育に対応している幼稚園が少ない場合は、すでに枠が埋まっており、利用できない可能性が高いです。
それでも、引っ越しなどで枠が空いている場合もあるので、住んでいる自治体の担当者の方に直接聞いてみるのが一番です。
ホームページに反映されていなくても、枠が空いていることもあります。
申し込みに必要な申請書類は?
- 各自治体で指定された申請用紙
- 就労証明書 など
現在リモートワークなどで就労している企業があれば、その企業の担当者の方に書いてもらう箇所があります。
申請用紙配布開始から提出期限日まで1か月ほどしかない場合もあるので、早めに書いてもらいましょう。
就労証明書の用意が間に合わない場合、
申請期限前に自治体担当者の方に相談しましょう。
一方、自営業である個人事業主(フリーランス)の場合は、就労証明書は自分で書いてOKです。
ただし、これだけでは申請が通らない場合があります。
自営業の人は、自治体から指定された書類以外でも、いくつか追加で必要な書類がある場合があります。
個人事業主の在宅ワーカーに必要な書類
私が自治体担当者の方に実際問い合わせた後に作成した書類の例です。
- 開業届のコピー
- (自治体によっては)税務申告書(青色申告書等)のコピー
- (必須ではないが)自分の仕事状況と子供の保育が必要な理由を書いた書類
自営業者であること、現在仕事をしていること、どのような仕事をしているかを説明する書類が必要になります。
自分の仕事状況や保育が必要な理由を書面でまとめておくと、自治体担当者の方もあなたの状況が把握しやすいです。
リモートワークという言葉が普及しても、どのような仕事状況なのかは実際経験してみないと分かりません。
自治体担当者の方があなたの仕事状況を想像しやすいように、補足資料を作っておくのもおすすめです。
- 週何日、何曜日に働いているか?
- 1日に何時間働いているか?
- 仕事内容
- (クライアントワークの場合)日中必ず連絡が取れるようにしなければいけない時間帯
- (仕事時間が変動する場合)過去の仕事状況例
これらを1~2ページにまとめてPDFにして提出してみましょう。
また、書類を提出した後に、自治体から追加質問の電話がかかってくることもあります。
すぐに対応できるよう、提出する書類は、コピーや印刷をしてファイルに保存しておくことをおすすめします。
入園・入学前は、重要書類が多く配布されます。
すぐに取り出しやすいよう、ファイルにまとめておきましょう!
これから小学1年生のお子さんがいる場合、学童保育を利用する人も多いと思います。
しかし、保育園や預かり保育と違い、学童保育は保護者の負担が増える場合が多いです。
このため、家庭によってはパパママのどちらかが退職したり、在宅ワークに切り替えたりしています。
こちらの記事では、学童保育を利用していた私自身の実体験をもとに、「小1の壁のリアル」や「小1の壁を乗り越えるための対策」を書いています。
小1の壁について、具体的なイメージがつかない人にも分かりやすく書いているので、
ぜひ参考にしてみてください!